悪魔の色-Devil’s Color-

ゲーム制作研究

初めに

ゲーム等のグラフィックを作っていると色に関して結構悩むことありますよね。
私の場合、色の与える印象を気にしつつ、他のキャラと被らないように…UIとのバランスは…エフェクトの色は…なんて。

えきふる
えきふる

雷の魔法とかの色でも、黄色、紫、黒…どれにするか迷ったりするんだよね

私は色を決める時、その色が一般的に与えるとされている印象を結構気にします。
青はクールな印象、オレンジは元気な感じ…とかありますよね。

色は実際にカラーセラピーとか、生活の様々な所でも効果を発揮しています。

そんな色の中で今回は「悪魔の色」と言われる色を紹介します。

※この話の由来は諸説あるようで、
正しい正しくないは正直私にはわからないのですが、今回は実際にエンタメに使われているな〜、という実績を考えて紹介させて頂きます。
選択肢の一つとして入れておくと面白いと思います!

※ネット検索でも文化、歴史的な側面から悪魔の色と言われる由来の説明が色々確認できます。調べてみると面白いです。

悪魔の色とは?

です。悪魔の色は
え?紫じゃないの?赤では?黒では?色々、個人によって思い描く印象の色があるかと思います。

いや、緑は自然な色なんだから悪魔の色じゃないでしょ…とか。
確かに、日本では緑には自然や生命力といった良い印象を与える面もあり、実際ゲームでも回復した時とか緑色の文字で数字が出たりしますよね。マリオの1UPキノコも緑ですね。

では、毒はどうでしょう。毒も緑が多いですよね。
ゴブリン等のモンスター系も緑色の印象があります。
また、中世ヨーロッパでは過去不吉、不幸な色として扱われていたという話もあるようです。

歴史や文化的な正しさは私にはわからないのですが、実際にエンタメで使用されている分かり易い具体例があります。

それが「マレフィセント」です。眠れる森の美女に出てくる魔女ですね。
彼女の名前で画像検索などして見てみて下さい。如何でしょうか。

彼女自身は黒と紫のコーデですが背景やオーラがばっちり緑の画像、多くないでしょうか。
これを見た時に私は「あぁ、不吉な緑色っていうのはこういう使い方なんだな」と思いました。

そういえば、ブロリーも他のサイヤ人と違う、緑色のオーラを纏っていますよね。
※ブロリー…ドラゴンボールに出てくる最強のサイヤ人、劇中でも自分のことを「悪魔」と自称するシーンがあるようです。

悪魔のえきふる

ただ、緑は緑でも私は悪魔系の緑は青寄りの緑と考えています。逆に黄色寄りの緑は生命力の緑と考えています。黄色やオレンジはビタミンカラー、元気の出る色ですから、感覚的にもわかりやすいですよね。

えきふるの考える緑色

「緑」とひとくくりに考えてしまうと範囲が広く更に「生と死」の両面の印象を持っているこの色は誤解を与えることが多いように思います。

例えば、ブルーナ・カラー(ミッフィーの作者ディック・ブルーナが使用する色の総称)の赤色も、
赤は赤でも優しいオレンジっぽい赤色ですよね。
同じように緑の中でも「ある範囲の緑」が「悪魔の色」というのが私の認識です。

終わりに

そんな感じで、今回は悪魔の色に関して記載してみました。

えきふる
えきふる

色も奥が深いよね〜

色は生活している文化によっても与える印象が違いますし、全体のバランスや演出等もあり「ただ1つの正解」は無いと思うのですが、もし悪魔の使う魔法やオーラの色に迷ったり、ポイントカラーやキャラバリエーションが欲しい時等の選択肢のひとつになると良いなと思います。

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